雅な王朝行列を目の当たりに出来る 葵祭

京都三大祭りの一つとして知られており、非常に雅で古風な雰囲気に浸ることが出来るのが、葵祭です。

葵祭の最大の特徴は、当時の王朝行列を再現した、平安貴族さながらの行列。
衣装を初め、利用する小道具、動物、みこし、全てに至るまで、当時を忠実に再現し、まるでタイムスリップをしたかのような、古き良き日本を目の当たりにすることが出来るでしょう。

日本の中でも最も優雅で、趣のあるお祭りと名高く、総勢500名以上によって行われる行列は、正に圧巻であると言えます。
平安貴族時代そのままの姿で、京都音書を出発した後、行列や、下鴨神社、上賀茂神社へと向かっていきます。

例年5月15日に行われる葵祭ですが、雨天時は順延で、翌日16日に行われる事もあります。
ご旅行の際には事前にスケジュールを押さえておかないと、天気によっては行列を見ることが出来ない可能性があるでしょう。

5時間かけての大行列は、当時さながらの美しさ

大名行列は毎年、午前10時30分に、京都御所を出発し、境町卸門を通過します。
その後、11時40分に下鴨神社着、休憩を挟んだ後、14時20分に出発をし、15時30分に、ゴール地点である上賀茂神社に到着する予定と言われています。

ある程度の時間の誤差はあるものの、例年ほぼ時間通りに各場所を通る事が特徴です。
途中休憩時には、ゆったりと京都の景色を眺めながら、雅な雰囲気を味わうことが出来ますので、観光旅行客にはぴったりと言えるでしょう。

ゆったりと歩く行列を眺めながら、当時の暮らしに思いを馳せ、細部に渡るまで観察をすることも出来ます。
カップルで来た場合は、当時の暮らしぶりなどを語り合いながら、行列をのんびりと眺める事が出来るでしょう。

通行規制や有料席確保の際には注意

葵祭一番の目玉とも言える行列は、その特性上、時間帯と場所によっては通行規制がかかります。
お車でお越しの方は、タイムスケジュールをよくチェックして、利用するルートをよく確認しておきましょう。
途中で退席したくても退席を出来ない、車で通行止めを受けてしまうと言うことも多々ありますので、注意が必要です。

また、ゆっくりと行列を眺めたいという方には、有料観覧席がおすすめです。
事前にチケットを購入することができる有料観覧席では、座りながらゆったりと行列を眺める事が出来ますので、出来るだけのんびりと見たいという方は購入するべきでしょう。

有料観覧席の場所は、京都御苑と下鴨神社参道の計二カ所です。
いずれの場所も、ゆったりと行列を眺める事が出来る特等席ですが、遅刻をすると席に着けなくなる場合も多いため、早めに着席出来るように、準備を行いましょう。