七草大祭だるま市で祈願

群馬県高崎市の少林山で毎年行われる、七草大祭だるま市。
七草がゆを食べることで有名な一月七日は、霊符尊降臨の吉日として少林山では大切にされており、6日~7日に至るまで、大規模なお祭りが行われます。
前夜祭から当日まで、実に数十万人もの参拝客が訪れ、活気あふれるお祭りごととして、例年多くの観光客が訪れるでしょう。

そんな七草大祭だるま市。
その名の通り、だるまさんが至る所で飾られ、販売されています。
真っ白な目に、赤くてコロコロとしたフォルムが特徴的なだるまさんは、元々はインドの第三王子として、実在した人間をモチーフに作られています。
名を菩提達磨と言い、少林山で修行をされた後、初祖達磨大師として崇められるようになりました。
そのため、だるまやさんと呼ばれるだるまさんを販売するお店が所狭しと並べられており、それぞれのお店で数多くのだるまさんが販売されています。

オーソドックスなだるまさんから、一風変わっただるまさんまで、時代の流れに合わせて、数多くのだるまさんを見ることが出来るでしょう。

七転び八起き祈願で訪れる方が多い

だるまさんはそもそも、どんな困難にあっても、だるまさんのように起き上がる、七転び八起きの精神の象徴として知られています。
そのため、受験シーズンを迎えた学生、就活生、起業をする方など、人生の分岐点に立たされている方が訪れる事も多く、それぞれの思いを胸に参拝に訪れる方が多いでしょう。
七転び八起きの象徴として、だるまを購入し、自宅に飾っておくという方も少なくありません。

近年では、カップルでお揃いのだるまを購入し、自宅に飾っておくというカップルもいます。
それぞれが人生の岐路に立たされているというタイミングであれば特に、お互いを支え合う意味合いでも、非常におすすめのスポットといえるでしょう。
大小様々なサイズのだるまさんが販売されている他、オーソドックスなだるまさん以外にも、ファッション感覚で置くことが出来るだるまさんまで、レパートリーが豊富です。
お気に入りのだるまさんを、それぞれ相手にプレゼントするという方もいるでしょう。

だるまさんのお焚き上げ供養も忘れずに

だるまさんは非常に神聖な守り神ですので、必ず焚き上げをすることも大切です。
毎年1月15日には、七草大祭だるま市で購入しただるまさんを対象としたお焚き上げ供養が行われていますので、お世話になっただるまさんへ感謝の意を込めて、ご供養を行いましょう。
供養の際には供養料を納める必要がありますので、忘れずに持参してください。
だるまさん以外にも、少林山のお札やお守りを供養することが出来ますので、その都度持参をしましょう。