博多を代表する熱いお祭り 博多祇園山笠

福岡県福岡市の博多区で行われる代表的お祭りとして知られているのが、博多祇園山笠です。
博多祇園山笠は、7月1日~15日と、長期に渡り開催されており、期間中、様々な催事が行われています。

特徴溢れる山笠を見ることは初め、迫力満点の追い笠は、それだけで一生忘れられない思い出になるという方も少なくありません。
常に白熱した、迫力のあるお祭りを楽しみたいという方に、例年愛されているお祭りとして知られています。

飾り山笠と舁山笠のそれぞれの違いを楽しむ

博多祇園山笠で特徴的な部分として知られているのが、飾り山笠と舁山笠です。
同じ山笠でも、全く異なる山笠として知られていますので、それぞれの特徴を事前に把握しておくと、より一層楽しむことが出来るでしょう。

まず飾り山笠の場合はその名の通り、豪華絢爛、とにかく華美に飾り立てている、存在感溢れる山笠として知られています。
山笠によっても異なりますが、大きいものですとその高さは13メートル。
近くで見上げると全容を捕らえきることが出来ないほど、大きな作品となっています。

古来より伝わる伝統的なお祭りとはいえ、山笠の姿は、近代的な要素を積極的に取り入れている物も少なくありません。
近代的な要素と古き良き山笠が見事にマッチしている作品が多く、例年、多くの観光客が楽しみにしていると言えるでしょう。

反対に舁山笠の場合は、担ぐために作られている山笠で、一昔前の山笠に比べると、半分以上の重さになっています。
とはいえ、その重さは総重量約1トン。
20人前後の男性によって担ぎ上げられ、博多の街を全力で駆け抜けて行きます。

もちろん担ぐことが目的と言っても、装飾が適当と言うことは断じてありません。
必ず舁き山には、人形が飾られ、毎年巧みの手によって、命を吹き込まれた人形が、その年の顔として飾られ続けています。
博多を代表するにふさわしい、その年に合わせた人形が飾られ、その人形を見るために訪れる人形師も後を絶たないと言われているでしょう。

フィナーレの追い山は見逃せない!

博多祇園山笠で最も注目されているのが、最終日に行われる追い山でしょう。
山笠を持った男性たちが、全力疾走で駆け抜ける姿は正に圧巻。
迫力溢れるお祭りのフィナーレだけでも見ようと、最終日は大混雑することが多いと言われています。

半月ものお祭りをともに駆け抜け、彩り続けた山笠を持って疾走する博多男児の姿は、観光客だけでは無く、地元住民も胸を打たれる方が多いでしょう。
豪華絢爛、美しく艶やかであり、存在感のある山笠を、熱い魂を持つ博多男児が担ぐ姿を目の当たりにすることが出来る追い山は、是非とも訪れるべき催事です。