人それぞれ価値観は異なる

10人いたら、10人が全く異なる存在です。
それなのに、恋愛となると、どうしても自分の価値観を相手に押し付けてしまいがちです。
これは、好きな人に分かってほしいといった気持ちや、分かってもらって当然であるという勘違いから生まれることが少なくありません。

付き合い始めのころは、お互いを尊重し合えていたカップルも、長く付き合うことで、いつの間にか相手を自分の所有物のようにあつかってしまうことがあります。
それが、相手にとっては苦痛であり、その結果良い関係が壊れやすくなってしまいます。
良い関係を長く続けていくためには、ほどよい距離感と、相手は自分と違う存在であるということを忘れないでいることが必要です。

恋愛で注意したい価値観の違いとは?

四六時中、一緒にいたいと思う人と、自分の時間を大切にしながら付き合いたいと考えるタイプがいます。
また、連絡頻度が多いほうがうれしいと思う人と、連絡はあまりしあいたくないと思うタイプがいます。
もちろん、どちらも、相手のことが好きなのですが、考え方や価値観が異なるため、こういった差があります。

また、デートは、どこかにお出かけするのが好きな人と、自宅でまったりしたい人もいますし、お金の掛け方もやはり異なります。
友人関係を大切にしたい方、家族を大切にしたい方、仕事を大切にしたい方など、恋愛以外にも大切なものがあります。
それが、お互いに違う場合、どうしてもぶつかりやすくなってしまいます。

良い関係を続けるために大切なこと

価値観が異なる者同士が、特別な関係にあるということを、本気で理解することができれば、不要なトラブルを避けることができます。
また、平等な立場で、話し合ったりすり合わせたりすることもできるでしょう。
こうすることで、お互いに大切にされていると思えますし、お互いに気分よく付き合うことができます。

また、何か不快に思うことがあった時は、一方的に相手を責めるような言い方は絶対にダメです。
なぜなら、悪気なくしていることもありますし、仕方なくしていることもあるからです。
相手に何か変えてほしいことを伝える時は、「アイメッセージ」でしましょう。
これは、私はこう思った、私はこれをされると嫌だといった、主語を「私」として伝える方法です。

納得できない時は?

何か腑に落ちないことがある時は、きちんと相手に伝えましょう。
言わなくても分かるというのは、大きな誤りです。
また、何も言わなくても悟ってほしいという考え方も、関係を破綻させる原因になります。

同じように、自分の相手の言葉にきちんと耳を傾けるようにしましょう。
当然のことながら、親しい間柄で社交辞令をおこなうのは、相手にとって失礼なのでしないほうが良いと言えます。